中国版ツイッターweibo微博での地元紹介コンテンツ

中国では、主要サイトや有名アプリのシェアや支配力において、日本や米国とは違って中国独自のものが広がる傾向にあります。

  • 検索のgoogleに対応するのはBaidu
  • ショッピングのAmazonに対してはTMALL
  • SNSのFacebookに対してはWeibo
  • Facebookメッセンジャーや日本で言うLINEに対してはWeChat
  • 支払いはAlipay

という具合です。独自のものが広がる理由については、政府の意向だとか、国全体を囲い込む大規模ファイアウォール「金盾」の存在だとか、文化の違いだとかがあるのだろうと思います。しかし結局、検索・ショッピング・SNS・メッセージング・ペイメントというネット利用の大きな構造自体がそうそう違っているわけではありません。動画の利用の点では、youtube一強の国々が多い中で、個人配信がかなり段階から流行っていた分、利用ユースケースの振れ幅が大きいというのは感じます。

中国や中国人の動向が日本の政治経済文化あらゆる側面にただちに影響を及ぼすのは、爆買いの例を待たないでしょう。諸外国からの観光客の動きによって、日本の文化の価値を初めて認識した(再認識ではなく初めて認識した)という例も多数あると思います。中国の事情を追っておくことは重要なのは当然ですが、考えるに、自分の業界と同業界だけを見るのでは不十分だったり見逃しが多くなってしまうはずです。

ホワイトバードでは、中国の一般の市井の人々の興味や行動パターンを学ぶため、中国版SNSのweiboでのコンテンツ作成プロジェクトを行いました。題材は、自分たちの地域仙台の紹介です。全く日本に来たことのない中国人の読者を想定し、1年以上継続してほぼ毎日、仙台の有名どころ・無名なところ、珍しいところ・全くの日常的風景などを記事にしました。

weibo記事サンプル

日々を記事にする中で、在中国の人から質問があったり、賛(いいね!)がついたりして面白いプロジェクトでありました。成果は以下のところで公開していますので是非ご覧ください。